近年、日本を訪れる中国人が増加しているが、訪日の目的は多岐に及ぶ。観光や買い物を目的とする人が多いなか、近年では日本の医療を受けるために訪日する中国人も増加しているという。市場信息網はこのほど、多くの中国人が日本の医療を受ける目的で日本を訪れる理由を考察し、「中国では受けられないサービスを受けられるからだ」と伝える記事を掲載した。

 記事は、日本人の平均寿命は非常に長く、2016年の世界保健機関の報告で日本人の平均寿命が83.7歳で、女性に限っては87歳と非常に長寿だったことを強調し、これは日本で高度な医療を受けられることが大きく関係していると分析。以前はごく一部の富裕層や芸能人が日本の医療を受けるために日本を訪れていたが、近年では中国人の所得も徐々に向上してきたため、中間層の人たちも日本の医療を受けるために日本を訪れるようになっていると伝えた。

 では、中国人にとって日本の医療のどういった点が魅力的なのだろうか。記事は、高度な医療機器や進んだ技術のほかに、「日本人の匠の精神」や「医師免許を持っていない医者がいない」こと、さらに、「患者の立場になって考えた看護やサービスを受けられる」ことなど、中国では受けられない高度なサービスを受けられると強調。日本は医療の点でも多くの中国人の心を掴んでいると伝えた。

 中国人でも高度な医療は受けられるものの、高額な費用や特別なコネが必要になる。また、医者が非常に高圧的だったり、人手不足から看護の態度もぞんざいであったりする。さらに、医者が金儲けのために患者にとって必要のない薬を大量に処方したりするので、病院自体を信頼することが難しいことがある。

 経済は急激に発展しているものの、中国では医療サービスの向上においてはまだまだ改善の余地が残されていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)