日本の街では一部の地域を除いて、空に無数の電線が張り巡らされている。かたや中国では電線の地中化が進んでいて、街を歩くと頭上に電線が見られない代わりに「地下に電気ケーブルあり」といった標識をよく見かける。両国の違いはいったいどこから生まれるのだろうか。中国メディア東方網は27日「日本の街でいまだに電線が張り巡っているのは、それを変えるつもりがないからだ」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本には、多くの中国人観光客が不思議に思うことがある」としたうえで、その1つとして街の上空に電線が縦横無尽に、まるでクモの巣のごとく張り巡らされていることを挙げた。そして、とても乱雑な印象を覚える電線網が、特に京都や奈良といった悠久の歴史を持つ古都で目立つと指摘している。

 そのうえで、「行政が遅々として電線地中化の改造に乗り出さない理由は主に、経費がかかりすぎること。そして、所要時間の長いプロジェクトは、現在の日本の政治制度においては大きな抵抗を受けるのだ」と説明した。

 また、「日本人の職人気質は敬服に値するものであるが、その一方で日本人は頑固な一面も持ち合わせており、一度認めたことを簡単に変えようとしない、仮に変えたとしても納得しない性質がある。なぜなら彼らは検証して問題がないものそ最適であり、変えることで多くの未確定のリスクが生じると考えるからだ」と論じている。

 このような日本人の気質から、京都をはじめとする日本の街では電線が地中に埋まらず頭上にクモの巣のごとく張り巡らされたままになっていると説明する記事だが、その一方で「よく見てみると、道の上を通っている一見乱雑そうな電線は実は非常に考えられて配線されていて、安全上のリスクは決して存在しないのである」と説明。中国とは異なり、急いで地中に電線を埋める必要がないとの見方を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)