日本の女子テニスプレーヤー・大坂なおみ選手が26日の全豪オープン女子シングルス決勝でチェコのペトラ・クビトバ選手を破り、自身2度目のグランドスラム大会制覇を達成するとともに、アジア人初の世界ランク1位を確定させた。中国メディア・東方網は27日、表彰式で大坂が「元アジア女王」の李娜さんからトロフィーを受け取ったさいに、ちょっとした「気まずい」シーンが見られたと報じた。

 記事は、「大坂が歴史を作り、アジア人初の世界1位になった。全豪チャンピオンを得たその瞬間、大坂は感動のあまり顔を手で覆って泣いた」としたうえで、決勝戦が大坂選手にとってまさに試練のような戦いだったと紹介。第2セットで3つのチャンピオンシップポイントを握りながら、ここから相手に逆転を許してセットを失い涙を流すシーンがあったことを伝えた。しかし、最終セットでは立て直しに成功し、最後には笑うことができたとしている。

 そして、これまでアジア人最高だった李娜さんの世界ランク2位を塗り替えることになった試合の表彰式で、奇しくも李娜さん本人がプレゼンターとして大坂選手にトロフィーを渡すことになったことを紹介。「2人のアジア人全豪覇者による歴史的なリレーを演出しようという、主催者の計らいだと感じた人も多いだろう」と伝えた。

 記事はそのうえで、李娜さんが笑みをたたえながら大坂選手にトロフィーを渡し、その後もにこやかに拍手を送っていたのに対し、大坂選手はトロフィーを受け取った時に一瞬「愛想笑い」を浮かべたものの、すぐにその表情は固まったと指摘。これは決して2人の関係が悪いわけではなく、「大坂は緊張と興奮が入り混じった状態だったのだろう。だから表情の管理に失敗したのだ」と説明した。

 実際、大坂選手は大会期間中に受けた中国メディアのインタビューの中で、李娜さんに対するリスペクトぶりを明かしていた。表彰式の間、確かに大坂選手の表情はややこわばっているように見えたが、まさに記事の分析した通りなのだろう。まだ21歳の天真爛漫でシャイな女の子であることを考えれば、なおのことだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)