2018年の中国自動車市場において日本メーカーは好調を維持し、シェアを前年比5.74%も増やした。これに対し、年々シェアを伸ばし続けてきた中国の自主ブランドは、シェアを約8%も落とし、販売台数は998万台にとどまった。これは、市場全体の減少率2.76%という数字から見ても大きなマイナス成長である。

 とはいえ、最近の中国自主ブランド車の成長には目を見張るものがあり、これには日本から技術を導入したことが大きく影響したことは否定できないだろう。中国メディアの今日頭条は25日、「中国の自動車メーカーは、日本から製造技術を買ったのにどうして日系車に追いつかないのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、近年の中国自動車メーカーの成長に言及。中国車の技術は日本企業から技術を購入したことによって飛躍的に成長したものの、それでも中国人消費者の評価は低いままだという。そのうえで、日本メーカーが「より多くの利益を得るため」中国へ技術を売ることにしたものの、基幹部品や基幹技術はやはり日本から購入する必要があるため、「中国車は結局のところ、日本企業に依存することになることが分かった」と指摘した。しかも、日本メーカーが提供した技術はすでに日本国内で淘汰された技術で、基幹技術は売らなかったと論じた。

 最後に記事は、「だからこそ、中国の自主ブランド車の今の発展は、日本のおかげではなく自国の優秀な技術者のおかげだ」と、中国車の発展を称賛して締めくくった。しかし、この論理からすると、いまだに日本企業に追いつけないのも自国の「優秀な」技術者のせいになるといえるのではないだろうか。

 いずれにしろ、中国の自主ブランド車は発展したとはいえ、「日系車には及ばない」というのが中国人の共通の見方のようだ。この記事に対してネットユーザーからは、「細かいところで負けている」、「手抜きやパクリが横行して携帯でも時計でも見た目は正規品そっくりに作っているのだから、自動車はなおのことだ」などのコメントが寄せられ、あまり自国のメーカーに期待できないという気持ちが感じられる。中国の自主ブランドメーカーは、まずは国民の信頼を得ることを目指すべきだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)