中国メディア・東方網は22日、「どうして日本人は『いいえ』とはっきり言わないのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「欧米各国に比べて、東洋の民族は比較的内向的であり、この特徴は日本人により顕著な形で現れる。極度に礼儀を重んじる日本では、人びとが『いいえ』と言うのを聞くことが難しい。たとえ心では『ノー』と思っていても、相手を傷つけないためにダイレクトに否定しないのだ。自分の意思を示すときに、往々にして『いいえ』という表現を避けるのが、日本人の習慣になっているのである」と伝えた。

 そして、中国人は誘われた食事やパーティーに参加できないときには直接的に「行けない」と断るのに対し、日本人は直接断ると相手に悪い印象を与えると考えるため、婉曲的な表現を使ったり、誘いに対する好感を示したうえで残念そうに断ったり、単に断るだけでなく謝罪を加えたりといった「工夫」をすることを説明している。

 また、「日本人は、相手の話や誘いに対して興味を持っていないときでも、あたかも興味がありそうな態度や様子を見せる」と指摘。そうして相手に不快な気持ちを抱かせないことが、日本人の交流においては非常に大切なのだと紹介した。

 日本人にとっては何も考えなくて口から出てくる婉曲的な意思表示だが、外国人とのコミュニケーションでは誤解を招いたり、相手に自分の意思をちゃんと伝えられない可能性があるので注意が必要だ。そしてまた、日本においても時として婉曲的な表現を使っている場合ではないシーンに出くわすこともある。記事は「日本式の表現も、時と場所を考える必要がある。日本旅行において、街や電車などで怪しい人に遭遇したり、身の危険を感じたりしたときには、相手のことなど慮ることなく『ノー』と言わなければならない」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)