中国メディア・東方網は23日、2020年東京五輪の体操競技で用いられる器材が日本とドイツのメーカーで占められ、中国メーカーは締め出される結果となったと報じた。

 記事は、23日に東京五輪の体操競技で使用される指定器材のリストが発表され、日本とドイツの2メーカーが選ばれたと紹介。平均台、平行棒、跳馬の3種目ではドイツ・スピースの製品が使用され、ゆか、鉄棒、鉄棒、あん馬、吊り輪、段違い平行棒の5種目では日本のセノーブランド製品が使用されることになったとした。そして、とくに男子では4種目で日本製品が用いられることになり、日本の男子体操代表にとっては間違いなく大きなアドバンテージになると評している。

 そのうえで、東京五輪の体操競技における中国メーカーの「締め出し」についてはすでに昨年11月の段階で、日本メディアが「中国ブランドを採用せず、日本、ドイツ、フランスのブランドから選ぶことになりそうだ」とその方向性を報じていたことを指摘。「その時、中国製品は低価格なため、国際体操連盟は別の考えを持っているかもしれないと考えた中国の体操ファンもいた。しかし、最終的な選定を経た結果、中国製品は本当に考慮の範囲に入っておらず、フランスメーカーも脱落した」と伝えた。

 また、中国製品が選ばれなかったことは「日本代表による集団ボイコットと切れない関係にある」と主張。昨年カタール・ドーハで行われた体操世界選手権で不本意な結果に終わった日本代表の主力選手たちが、メディアに対して大会で使用した中国メーカー製の器材に危険性があると公然と批判し、波紋を起こしたのだとしている。

 記事によれば、10月にドイツ・シュトゥットガルトで開かれる今年の世界選手権では、すべて自国メーカーであるスピースの器具が用いられる予定だという。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)