中国人からすると「日本人は非常に勤勉」で、残業すら進んで行うという印象を持っているようだ。中国メディアの一点資迅は18日、同じ日本企業で働く立場であっても、中国人と日本人とでは「残業に対して全く異なる考え方を持っている」と指摘する記事を掲載した。

 記事は、中国人が日本人の働き方に対して語る時、「5時に退社すると仕事をさぼっていると言われ、6時に退社すると早退したと言われ、7時でもまだ早く、8時が丁度良いとされ、9時なら愛社精神があって、10時に退社する人は模範的だと褒められる」という冗談交じりの話があると紹介。つまり、中国人から見ると日本人はそれほど勤勉に働き、残業もいとわないと考えられていると指摘した。では、日本企業で働く中国人は「日本の企業内に見られる残業文化」に対してどのような考え方をしているのだろうか。

 記事はまず、日本で16年も暮らしているという35歳の中国人男性の経験を紹介した。彼は日本の大手商社で中国工場の生産管理と本社との意思疎通を任されているという。これまで日本で複数の企業で働いた経験を持ち、最初の工場の生産ラインを管理していた時は、毎日平均12ー13時間働き、残業も普通のことだったと振り返った。当初は給与も残業手当を含めて「生活を維持できる水準」だったので受け入れていたが、月60時間を超す残業は「自分の心身と家庭に対して与える影響は大きかった」ため転職したそうだ。

 また一方で、別の日本人の考え方を紹介した。広告代理店で働くこの日本人男性は残業に対して、「その日のうちに終わらせなければならない仕事を終わらせるためなら、深夜までかかるとしてもそれは残業とは言わない」と独自の意見を述べている。また、こうした考え方に沿って、「先輩がまだ退社していないのに、後輩が先に帰ることはできない」という暗黙のルールがあり、日本企業には独特の上下関係が早めに退社するための「難関」として存在していると指摘した。

 日本でも働き方改革が始まっているものの、依然として過酷な職場が存在しているのも事実である。記事が取り上げたのは一部の例に過ぎないが、過酷な職場環境に対して会社や社員同士の関係を考慮して耐える日本人と、すべてを割り切って仕事を選ぶ中国人と「全く異なる考え方をしている」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)