世界最大の自動車市場である中国では各社が激しい競争を繰り広げている。成長が鈍化し始めた中国自動車市場において、日系車は高い評価を獲得している。中国メディアの快資迅はこのほど、中国では日系車に対して様々な噂が存在することを指摘する一方、「ドイツ車のエンジンはトラブルが多いが、日系車のエンジンは故障しない」という噂が存在するとし、この噂を考察する記事を掲載した。

 記事は、中国の消費者は自動車選びにあたって性能やスペックだけではなく、燃費も考慮するのが一般的だとし、日系車は燃費の良さで支持を集めていると指摘。また、故障の少なさという信頼性の高さも日系車の強みの1つだが、「ドイツ車のエンジンはよく問題が発生するが、日系車のエンジンは故障しない」という噂も存在することを紹介した。

 このような噂が存在するものの、実際にドイツ車は中国国内で中国車に次いで大きなシェアを獲得しており、安定した販売実績を収めている。記事は、中国人の多くも「ドイツ車の性能が非常に優れていることは認めているが、他と比較すると燃費が優れているわけではないことも知られている」と指摘。一方、日系車に対しては、燃費の良さに加えて「走行距離が50万キロに達しなければ、大きな修理は必要ない」と言われ、エンジンの信頼性を認める人も多いという。

 記事は日系車とドイツ車の違いについて、「ドイツ車はアウトバーンを走行することを想定して製造されている」と指摘。これは日本の道路事情とは大きく異なるゆえに、どちらかの国の技術が成熟していないという差ではないと説明した。また、「日本は資源が限られている国なので、より低燃費と耐久性を追求しているのだ」と主張した。

 中国国内の道路事情を考えると、北と南では気温は大きく異なり、沿岸の都市部と内陸部では道路の舗装状況や路面状況に大きな差があり、同じ中国人であっても生活する地域によって重視する車の性能も異なっている。そのなかで日系車は高い耐久性で支持を獲得していて、市場の鈍化が鮮明になるなかでも販売台数を伸ばしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)