中国メディア・東方網は21日、サッカーアジアカップ決勝トーナメント1回戦でタイに逆転勝ちした中国代表について、日本から「パスの精度が低すぎる」など厳しい意見が寄せられたことを伝えた。

 20日に行われた中国―タイ戦は、前半に1点を先制された中国が後半身長の高さを生かしたパワープレイに出てタイから2点を奪い、逆転勝ちした。中国は勝利したものの、お世辞にも緻密なサッカーとは形容できない粗削りな戦いぶりで、強引なファウルも目立ったほか、パスミスやトラップが大きく流れるといった光景もしばしば見られた。

 記事は「タイになんとか勝ち、中国サポーターは歓喜の渦に包まれたが、中国代表の戦いぶりは自国以外のサッカーファンを征服するところまではいかなかったようだ」とし、中国の勝利を知った日本のサポーターから「中国スーパーリーグの試合を見たことはないが、中国選手の戦術に対する理解度やパスの正確度がこれほどまでに低いと、どんな世界の名将を連れてきたとしてもだめだと思う」という厳しい評価が飛び出したことを紹介している。

 また、逆転負けを喫したタイの代表監督も「後半、中国は直接的な空中攻撃を仕掛けてきた。われわれのディフェンスは背が低く、連続攻撃の前に一時集中力が切れてしまった」とし、戦術や技術による敗北ではなく、あくまで体格を生かしただけの中国に敗れたという見解を示したと伝えた。

 そのうえで記事は「試合を振り返ると、確かに中国のサポーターたちも手放しに賞賛はできない。選手たちは強い体力と精神力を見せたが、一方で戦術面では特筆する部分がなかった。リッピ監督が身長差による相手のほころびを利用しただけと言わざるを得ない」と評している。

 一方で、中国代表がベスト8に進出し、当初の目標をクリアしたことは事実であると指摘。その奮闘ぶりには、中国のサポーターも賞賛に値すると考えていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)