平成という1つの時代がまもなく幕を閉じようとしている。中国メディアの一点資迅は13日、日本の平成の時代の30年間に生じた出来事を振り返り、「日本経済は冬がやっと過ぎ去る」と指摘する記事を掲載した。

 記事は、日本の年号が平成に変わった1989年当時の日本経済について「バブルの絶頂期であり、不動産や株価は異常な値上がりを見せていた」と指摘。しかし、「その勢いが落ちることなど無いと思われた経済は、突如としてブレーキが掛けられた」と論じた。

 昭和最後の3年間に日本人の資産は大きく増加し、平成元年の最後の日、1989年12月29日に日経平均株価は最高値の3万8915円となったが、それをピークに「日本経済はけたたましいブレーキ音と共にバブル崩壊へと突き進んだ」と指摘した。また、平成がスタートしてから日本経済の低迷は続いたため、各家庭にも大きく影響を及ぼし「投資や不動産を購入するのではなく、堅実に貯蓄をする」という変化が生じたと伝えた。

 さらには、日本人の将来に対する見方、働き方、消費の概念もこの30年間の間に大きく変化し、「堅実さ、安定、冷静に物事を見るようになった」と主張した。昭和から平成に変わった時とは異なる雰囲気のなか、現在日本人が新しい年号に対して「和」、「安」という字を予想しているとし、平成という冬の時期を耐え忍んだ日本人が新しい時代に願いを託している様子が見て取れると伝えた。

 中国のバブルは今も崩壊しておらず、経済成長の勢いは続いている。今後の中国経済を見つめるうえで、日本の1つの時代となった「平成」に中国メディアも注目し、日本経済が今後どのような動きを見せるかについて関心を寄せているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)