厳しい寒気が日本列島を覆ったとしても、日本では学生の制服が変化することはない。日本を訪れる中国人観光客は、雪が舞うなかでも素足を出してスカートで登校する女子学生や半ズボンを履く小学生の姿に驚愕するという。中国メディアの捜狐は8日、「日中の子どもを比較すると、中国人の子どもは圧倒的に虚弱ではないか」と主張する記事を掲載した。

 記事が、「中国人の子どもたちはあまりにも虚弱だ」と心配する理由には、日本人の子どもが冬でも薄着で「耐寒性」があるだけでなく、「中国人の子どもが容易に風邪にかかり、インフルエンザが流行する時期に病院が患者で溢れかえるから」と指摘した。

 記事によれば、昨年のある時期、上海の大学病院を訪れた6歳から14歳までの児童は、わずか2週間で約25万人を記録し、1日平均2万人となったという。「患者の待ち時間は5ー9時間に及び、医師たちは緊急対応に追われトイレに行く暇さえなかった」という。日本でもインフルエンザは流行するにしても、病院がここまでの混乱状態に陥ることはないだろうと指摘。また、日中の子ども達の運動能力の統計を比較しても、中国は25年続けて低迷を続けており「中国の子どもは背が伸びても、まるでもやしの様な体格で、筋肉がまるでない」と嘆いたほか、「近視の子どもも非常に多い」と主張した。

 続けて、「中国の子どもが虚弱体質になってしまった原因」について、専門家は「学業を重視しすぎていること、生活習慣の変化、大気汚染、また一人っ子政策によって、親と祖父母が子どもを甘やかせる傾向」などを挙げているという。

 教育制度の相違が指摘されているが、中国の学校には日本のような課外に行われる部活動はない。子どもたちは放課後、学校で出される大量の宿題と塾などの習い事で、体を動かす機会が日本に比べて非常に少ないといえる。また、一人っ子政策によって溺愛される傾向にある子どもについては、幼い時から身の回りのすべての世話をしてもらって育つので、「5、6歳になっても大人にお椀を持ってもらい、食べさせてもらう姿は珍しいことではない」と主張。結果、偏食する子どもは多くなり、体を鍛えるどころか「風邪を引かないように、重ね着をさせて子どもが少し汗ばむくらいが丁度良い」と考える祖父母は少なくないという。

中国の子どもの身体的能力が日本人の子どもに劣っているわけではなく、記事は「子どもを取り巻く環境が子どもを虚弱体質にさせてしまっている」と警鐘を鳴らしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)