中国は間もなく、旧正月とも呼ばれる春節の長期休暇に入る。2019年も多くの中国人が日本を旅行で訪れることが予想されており、最近では訪日中国人の増加を受けて、店や街のあちこちに中国語での案内が見られるようになった。しかしなかには、中国人が腹を立てるような内容もあるという。中国メディアの一点資訊は15日、これが中国のネット上で話題となり議論が交わされているとする記事を掲載した。

 記事はまず、日本で中国語での表示や案内板が増えてきたのは歓迎すべきことだと紹介。美しい景色、おいしい日本食、古代中国の影響を受けた日本文化などを体験することができるほか、質の高い日本製品を購入できるとあって休暇を楽しむのに日本はうってつけであり、中国での日本旅行人気は高まる一方だ。日本の店では多くの中国語表記が見られるのも、購買意欲の高い中国人が買い物をするのに便利だと評価した。

 しかし、中国人が不快に感じる中国語表示もあると記事は指摘。「ここにごみを捨てるな」、「ここで大小便をしてはいけない」、「勝手に触れないこと」など、マナー違反を禁ずる警告が中国語で書かれていることが、一部の中国人は不満に感じているという。記事は、「英語や日本語では書かれておらず、中国語でのみ書かれているということは、明らかに中国人だけを対象にしている」と伝えた。

 中国のネット上では、この件について論議されているという。「ほかの国の人はしないというのか」と腹を立てる人もいる一方、「我々は反省すべきだ」など中国人のマナーを嘆く声もあるという。この記事に寄せられた意見を見ると、「メンツ丸つぶれだ」など、海外旅行に行く余裕があるのにマナーがなっていない同国人に対する批判や、「ごみ捨てなどで進んでいる日本を見習うべきだ」といったコメントが多かった。

 とはいえ、訪日中国人の日本でのマナーもかなり改善されてきているといわれる。特にリピート客は日本での習慣を理解しマナーに気を配る人が多く、中国国内での意識もかなり向上してきたといえるだろう。近い将来、中国語での警告文が必要なくなるのを期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)