日本は戦時中に多くの都市が空襲を受け、東京などはですっかり焼け野原となってしまったが、その後の急速な復興には目を見張るものがあり、多くの国の注目を集めた。中国メディアの一点資訊は15日、戦後10年前後の日本の写真を掲載し、「敗戦を経験したようには全く見えない」と紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介しているのは、終戦から10年後の東京や横須賀の写真で、当時の街並みを写したものである。いずれの写真も人や物であふれて非常に賑やかで、ゆったりと休息を楽しむ人などが写っており、ほんの10年前までに街が荒廃していたとは思えない写真ばかりだ。

 例えば、野球の試合の写真では、会場いっぱいに観戦者がいるのが分かる。終戦から10年で観客満員の会場で野球を楽しんでいたなんて、と驚いている。また、1955年ごろの写真では、銀行前に輸入車がずらっと停車している。記事は、同じ敗戦国でも当時の東ドイツとは大きな違いだと指摘した。

 また、写真では米兵の姿も多く写っている。東京の公園では地元の市民らの姿とともに、思い思いの時間を過ごす米兵の姿があり、横須賀の駅や市内にも米兵の姿が見え、筆者は「戦後の復興に、ドルによる経済効果は大きく貢献した」と指摘。米国からはさらに、戦後「占領地域救済政府資金」と「占領地域経済復興資金」から多額の資金を受けたことも大きかったと伝えている。

 こうした戦後の急速な復興は、戦勝国であるはずの中国と比べても大きな違いである。中国は日中戦争後もすぐに内戦に突入したため、復興が大きく遅れ、戦後10年の日本の写真を見るとどちらが敗戦国でどちらが戦勝国か分からないという印象を受ける。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)