UAEで開催されているサッカーアジアカップで、グループCの中国は韓国とともに決勝トーナメント進出を決めた。中国ではサッカー人気が高いため、アジアカップの決勝トーナメント進出を喜ぶ声が見られる一方で、ネット上ではワールドカップにはまったく縁がない状況を嘆く声も少なからず見受けられる。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、2018年末から1月14日まで行われた全国高校サッカー選手権大会について紹介する記事を掲載し、「中国のサッカーが日本にまったく敵わないのは、中国人のサッカーに対する愛情や情熱が足りないからに他ならない」と主張した。

 記事は、今年の日本の全国高校サッカー選手権の決勝戦は何と5万4194人もの観客を動員したと指摘。欧州のプロサッカーですら、この数字より動員数が少ないチームがあると指摘し、全国高校サッカー選手権の場合は決勝だったとしても、「動員数5万人超は驚くべき数字」だと強調。中国スーパーリーグで特に注目を集める北京と上海のクラブチームの対戦であっても、5万人はとても動員できるものではないことを指摘した。

 さらに、中国にも高校生のサッカー大会は存在するが、全国大会であっても「多くの中国人はその存在すら知らないのが現状だ」と指摘し、なぜなら高校生にとっては「勉強」こそが大切であり、わざわざサッカー大会に参加しようとする人はいないと指摘した。また、日本と中国では学校の制度などが違っているため、一概に比較することはできないものの、中国の高校サッカーは開催場所や予算、設備などをはじめ、非常に多種多様な制限や障害があるのが現状だと主張。

 一方、日本の全国高校サッカー選手権は97回も開催されてきた歴史を持つ大会であり、中国の基準で言えば「伝統」や「格式」のある大会であると言えると指摘。一言で言えば、中国人は日本人に比べてサッカーに対する情熱が不足しているのだとし、この情熱の差が日本と中国のサッカーの強さの違いにつながっているのではないかと主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)