急激な勢いで経済発展を遂げた中国。その発展を支えてきた1つの要因は13億人以上の「人口」だと言えるだろう。人口が多ければ、何事も「規模」が大きくなるため、経済発展には有利となる。だが、中国は長年にわたって人口統制を行ってきたため、急激に高齢化が進んでいると言われている。

 高齢化といえば日本も同じ問題を抱えているが、日本の現在の姿に自国の将来の姿を重ねてしまう中国人は多いようだ。中国メディアの一点資訊は12日、「中国が直面している危機」という主題の記事を掲載し、「すでに日本はその危機に直面している」と伝えている。

 長年続いた一人っ子政策が2016年に廃止され、すべての人が2人目の子供を持てるようになった中国では、出生率の向上が予想されていた。だが記事は「実際には2016年に出生数1786万人と2000年以来最高数を記録したものの、17年は1723万人、18年では13%以上も減少して1500万人以下となった」と指摘し、今や中国も日本と同じように少子化という「極めて深刻な問題」に直面しているのだと強調した。

 続けて、中国の人口が伸び悩むなか、インドは凄まじい勢いで人口が増えていると危機感を示し、「18年の中国の人口は13億9400万人で0.39%しか増加しなかった」と主張する一方、インドは13億5400万人で1.11%も伸びたと指摘、インドの人口が中国を超えるのは時間の問題であると分析した。

 では、人口の減少によってどのような影響が中国に現れてくるのだろうか。記事は、日本を例に挙げたうえで「労働力不足や国内消費の低迷により、経済を成長させられなくなっている」と指摘し、「今後中国の人口が減少してくれば、日本と同じような道を辿ることになるかもしれない」と分析した。中国では18年の自動車販売台数が28年ぶりに減少に転じるなど、すでに景気後退の兆しが見え始めている。今後人口が減少してきた場合、経済が衰退するのではないかと大きな危機感を抱く人は多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)