日本と中国の大都市を都市機能というハードの面で比較した場合、一見しただけでは大きな差はなくなった。地下鉄やバス、タクシーなどの公共交通機関を比較しても、大きく異なる部分はないように見える。しかし、中国メディアの今日頭条は12日、中国とは違って「日本人は満員電車を利用し、タクシーをあまり利用しないのはなぜか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 日本を訪れる中国人観光客が増加するにつれて、日本人が生活する様子も中国人の目に触れるようになった。朝の通勤ラッシュ時など、電車や地下鉄に人々がすし詰め状態になっている様子は特に中国人を驚かせているという。中国にももちろん通勤ラッシュはあるが、中国人からすると「日本は経済的に裕福なのだからタクシーを利用すれば良いのに、あえて満員電車に乗るのはなぜなのか」と不可解に感じるらしい。

 記事はその理由について「日本のタクシー料金は非常に高いからだ」と説明し、「中国では都市部のタクシーであっても初乗り価格が13元(200円)ほど、地方都市では10元(160円)ほどだが、東京は410円(約25元)と高額である」と説明した。また、中国で最近普及している配車アプリを使うと、もっと安く利用できることもあるので、学生でも気軽にタクシーを利用している。

 日本と中国でタクシー料金にこれほどの価格差があることを知らない中国人は多い。初めて日本を訪れた中国人は「東京から北海道までタクシーを利用し、料金が46万円に達した」というケースもあるようだ。27時間乗車したとはいえ、さすがにこの値段には度肝を抜かし、「日本では安易にタクシーを利用しないように」と中国人観光客に訴えた。このように、中国人は日本のタクシー料金がいかに高いかを知って、「日本人がなぜすし詰め状態の満員電車に乗っているのか」、やっと納得できたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)