中国メディア・東方網は15日、中国のモバイル端末向けバトルロイヤルゲーム「荒野行動」が日本で巨額の利益をあげる大成功を収めているとする記事を掲載した。

 記事は、2017年10月に「荒野行動」のベータテスト版が公開されてからすでに400日以上が経過しており、中国国内では「荒野行動」に対する記憶が薄れ始めている人も少なくないと紹介。一方で、中国ではそこまで爆発的なブームを起こさなかった同作品がお隣の日本では「まさに天を衝くほどの人気ぶり」を呈したと伝えている。

 そのうえで、2018年だけで「荒野行動」のスマホゲームが日本で4億6500米ドル(約504億円)を売り上げたとのデータがあるとしたほか、「より恐ろしいことに、日本のプレーヤー1人あたりの年間消費金額が380ドル(約4万1000円)を超えていたというのだ」と指摘。日本向けにリリースされているほかの中国産スマホゲームを寄せ付けないほどの巨額な利益をあげていることを紹介した。

 記事は、日本で「荒野行動」ブームが起きた背景について「その良心的なローカライズの姿勢と密接に関わっている」と紹介。新たにリリースされるマップが日本の東京をモチーフにしたもので、分別ごみ箱や軽自動車といった中国人から見た印象的な「日本の街」の要素が盛り込まれていること、人気マンガ「進撃の巨人」とのコラボレーション企画を立ち上げたことなどから、「間違いなく、日本のプレーヤーを重視していることが伺える」と評している。

 「荒野行動」は中国語のタイトルをそのまま持ってきたものであり、日本語としては些か違和感を覚える。かつてであれば「荒野作戦」などとと訳されていたかもしれない。しかし、近ごろではこういった違和感が新鮮なものとしてそのまま受け入れられつつありように感じる。今後、中国語の漢字タイトルがそのまま日本版のタイトルになるゲームがますます増えてくるかもしれない。それは、中国のゲームが着実に日本に浸透しつつあることの表れと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)