バブルが弾けるといわれながらも、いまだに高い不動産価格を維持している中国。そんな中国からすると、日本の不動産市場は非常にお買い得に感じるようだが、なかでも日本の中古住宅はお勧めだという。中国メディアの捜狐は14日、日本の住宅について、古く見えても住み心地が良いと紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の中古住宅は不動産情報を見る限り、古くて外観も地味だと紹介。そのために、中国人投資家に不安を与えてしまうが、価値は十分にあるという。

 そもそも、日本と中国とでは住宅建築に対する考え方が違うようだ。中国の住宅は見た目重視なので、使い勝手が悪くても豪華な家が好まれる。戸建ての場合、城のような外観や目立つ壁面を全面ガラス張りにしている家もある。記事はさらに、「宮殿のような玄関と庭」も人気だと伝えた。その点、日本の住宅は豪華ではなく、建物の強度や住みやすさを重視していると言えるだろう。

 そのため、日本の住宅の写真を見ると「見た目が古くて地味」で、中国人が不安に感じるのも理解できる。しかし、記事の中国人筆者によると、日本に住んでいる人や日本に旅行に行った人には日本の住宅が高く評価されているという。日本の住宅が良い理由を2つ紹介している。

 1つは「住宅の工業化」だ。工場で生産された部材を現場で「積み木のように」組み立てる方式で、規格が一律で作業が簡単になり、作業員の数も人件費も少なくて済み、しかも作りがしっかりしていると伝えた。もう1つは「機械化」で、多くの作業がロボットでできるようになり、コスト削減につながっていると紹介した。

 見た目は地味だと言われているが、合理的で無駄がなく、質の高い日本の住宅。もっとも欠点がないわけではなく、工業化された住宅には「個性がない」と指摘しているが、筆者は日本人の「仏系のスタイル」には合っているのだろうと感想を伝えている。豪華さよりも堅実重視の日本人は「仏系」らしい。価値観の違いでなかなか中国人には日本の住宅の良さは伝わらないようだが、安心して長く住める日本の住宅には十分価値があると言って良いだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)