日本以上に学歴社会となっている中国。多くの親は子どもの教育に大きな関心を抱いているが、同じ幼児教育でも日本と中国では教育方法が大きく異なっていることに驚く中国人は多いようだ。中国メディアの一点資訊は12日、「日本で行われているすばらしい幼児教育」という主題の記事を掲載し、日本の幼稚園でどのような教育が行われているのかを伝えている。

 記事は、日本の教育は「素晴らしい」と評判で、その評価は中国でも広く知られていると紹介する一方で、教育の内容は驚きのものであり、「中国人の親の8割は受け入れられないだろう」と主張した。

 記事が紹介している日本の幼稚園で行われている教育とは、体を鍛えるために「冬でも半そで半ズボンで過ごす」ことや「子供にあえて苦労させる」ことだ。つまり、日本の幼児教育は「甘やかさない」ことと言い換えることができるだろう。中国では一人っ子政策が長く続いたため、両親と4人の祖父母という「6人の大人」から過剰な愛情を注がれ、苦労を全く知らない子どもが大勢いる。一人っ子政策は廃止されたものの、今でも多くの家庭で子供は甘やかされて育てられているのが現状だ。そのため、大人に成長しても自ら考えて行動したり、1つのことに忍耐強く取り組んだりできない人が多いと言われている。

 他にも記事は、日本では「子供の個性を伸ばす」教育がなされていたり、「性教育」も早くから行われていると伝えている。一方、中国では様々な習い事に通う子供が増えているが、多くの親が関心を持つのは「勉強の成績」だけであり、「性教育」についても家庭や学校でほとんど教えられることはなく、間違った情報を取り入れてしまう子供も大勢いるのが現状だ。

 中国は日本以上に学歴社会であり、少しでも良い大学に入学するために子供たちは幼い頃から知識を詰め込む勉強をする。子供たちの教育は国の将来を担う人を育てる意味でも非常に大切なことだ。学業も大切だが、資本となる体や道徳的な教育も、責任感のある大人へと成長していくのに欠かすことができないことであり、現在の中国の教育に欠けているのは高度もが心身共に健全に成長するための教育だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)