法務省の在留外国人統計によれば、日本で暮らす中国人の数は2018年6月時点で74万1656人に達した。なかには日本で働き、結婚し、日本で子どもを育てている中国人夫婦も少なくないだろう。だが、中国人が日本で子どもを育てることには悩み事もつきまとうようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で子どもを育てる中国人の悩み事について紹介する記事を掲載し、「日本で育った中国人の子どものなかには、自分が中国人であることを認めたがらない子がいる」と伝えている。

 記事は、1つの事例として日本で暮らす中国人のケースを紹介。この中国人は日本で長く暮らしていて、その生活には「非常に満足していて、日本経済が中国経済を上回っていた頃は、日本で暮らすことに一種の優越感を感じていた」と語っている。だが、近年の中国は経済的な成長はもちろん、中国人のマナーも大きく向上していて、「祖国に対する固定概念を変える必要性を感じるほどの変化を遂げた」と主張。より良い生活やビジネスチャンスを求めるならば「発展と変化を続ける今の中国に適応することが必要」と感じるようになったという。

 さらに、この中国人には子どもがいるというが、中国人の子どもであるにもかかわらず「中国語は基本的な言葉しか理解できず、積極的に中国語を学ぼうともしない」と指摘。逆に日本語は完璧に話すことができ、周りの友人たちも日本人だと指摘する一方、「正真正銘の中国人にもかかわらず、性格は日本人のようだ」と伝え、このままでは中国人でありながら「急激に発展する中国に適応できず、取り残されてしまう」という懸念を抱かざるを得ないと強調した。

 また、この中国人の子は日本で生まれ育ち、日本の教育を受けたため、「日本に対して生まれながらにして好感を抱いていて、何事も『中国より日本の方がすごい』と口にする」と紹介。この中国人の子は正真正銘の中国人でありながらも「自分を中国人であると認める言動が一切見られない」と伝え、これは中国人の親としてはショックなことであり、やきもきする問題だと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)