日本経済は中国よりも早くに発展し、成熟を遂げたと言える。それゆえ現在も経済発展を続ける中国からすると日本は様々な面で参考となる姿があるようだ。中国メディアの今日頭条は7日、「日本で加速する高齢化と高齢者の働き方」に着目し、中国との違いを指摘する記事を掲載した。

 中国でも少子高齢化の傾向がみられるが、中国では「日本の状況の方が深刻」と認知されているが、日本の高齢者は単なるお年寄りではなく、「伝統を受け継ぎ、高度な技術を極める職人」というイメージもあるようだ。それゆえ日本では既に定年の年齢を過ぎても、現場で活躍する高齢者が非常に多いことは、中国人にとっては驚愕すべきことだと主張した。

 記事は日本の労働力を調査した統計を引用し、「日本では働く高齢者の数が増加しており、2017年は過去最高の770万人を記録した」と指摘。65歳から69歳までで男性は53%、女性は33%ほどの人が仕事についていると紹介し、「日本は高齢化が進み、労働力不足が生じているゆえに、定年の年齢を過ぎても働かざるを得ない」という理由があることは分かるが、高齢者自身が仕事が好きで働きたいという願いを持っていることについて驚きを示した。

 高齢者の労働については文化の違いも関係しているが、中国では日本より家族の絆を非常に重視し、家族間の関係も深い。また早く結婚し子供を持つことが当たり前とされるので、子供が20代で結婚し出産すると、親は4ー50代で孫の世話をするようになる。中国の家庭では子供の世話は祖父母がみて、親は共働きをするのが一般的なので、早めに仕事を引退して孫の世話が出来るのは幸せなことだと考える人も多い。

 日中の文化や習慣ゆえに、職場で働ける年齢や働き方にも中国とは違いがある。中国人は日本を訪れると多くの高齢者が働く姿を目にして衝撃を受けるが、その一方でいつまでも生き生きとしていて、社会と関わりを持ち続ける高齢者の姿には感銘も受けるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)