中国メディアの百家号は6日、日本が礼儀正しい国と評価を得ていることに触れ、「日本の会社内における礼儀やビジネス作法を見ただけでも、中国との差は非常に大きいことが分かる」と主張する記事を掲載した。

 記事は「日本人の礼儀正しさについては中国人も認めざるを得ない」とし、社会人に求められる職場内での礼儀をひとつ取っても、中国との距離がどれほど離れているか理解することができると指摘した。日中の職場内の礼儀で大きく異なる点は、「上下関係が何事においても適用されること」、また「同僚に対しても礼儀をもって接し、敬意を払うこと」であると主張した。

 例えば、上司に対して何か尋ねる際、唐突に聞くのではなく「今、お時間よろしいでしょうか」とまず尋ねる必要があると指摘。上司に対して教えを請うという低姿勢な態度がないと非常に失礼な態度となってしまうとし、相手を煩わせてしまうことに対して、まず先に相手の都合を聞くべきであると説明した。また、仕事と直接の関係がない状況でも、「エレベーターでは上司が先に乗るように譲り、目下の人が降りる階のボタンを押す」など、上司に対して部下は細かな配慮が求められると主張した。また、同僚に対しても、退社時間になって他の同僚よりも先に退社する際は「お疲れ様です。お先に失礼します」と必ず挨拶をして帰る必要があるとした。

 中国の職場での上下関係は、給料を払う「老板(ラオバン)」、いわゆる、経営者に対しての敬意は必要だが、職種にもよるがその他の上下関係はあまりはっきりしておらず、日本ほど厳格ではない。また、同僚に対してもそこまで気を遣う必要はなく、老板の合意が得れていれば退社時間や休暇などは個人のこととなるのが普通だ。

 また記事は、中国人筆者の個人的な経験として、日本人経営者を接待した際、「老板なのに誰に対しても低姿勢でお辞儀をし、笑顔を絶やさなかった」として、経営者の態度も非常に礼儀正しいことに驚きを表した。こうしたことから、「日本と中国の礼儀正しさにはまだ大きな差がある」と指摘し、良い点は見習う価値があるとして、改めて中国人の礼儀作法を見つめ直すべきだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)