日本には軍隊ではなく自衛隊があるが、ドイツには連邦軍がある。中国メディアの一点資訊は8日、同じ敗戦国なのに、「ドイツは軍を持つことができて日本にはできないのはなぜか」と題する記事を掲載した。

 日本もドイツも、第2次世界大戦の敗戦国として、戦後、軍は解体され、再軍備も禁止されたが、軍の保持に関しては現在では日本とドイツとでは違いがあると言える。記事はまず日本について、戦後米国の管理下に置かれたが、戦時中の経験から、米国は日本が再び軍事力をつけるのを恐れたと指摘。そのため、戦力の不保持を明記した平和憲法を作らせ、軍国主義の再燃を根絶したとしている。しかし、その後に朝鮮戦争が起こったため、やむなく軍ではないが自衛隊を編成されることとなったと伝えた。

 一方、ドイツは、日本と同様戦後は軍が解体されたが、東西ドイツを占領していた国々の変化により、東ドイツと西ドイツはそれぞれ「国家人民軍」、「ドイツ連邦軍」と命名されて軍隊を設置し、ドイツ統一後はドイツ連邦軍に統一されたと経緯を説明した。日本との違いは、ドイツの連邦軍は東西2大陣営の対立によってできたものだと説明した。

 軍を持たない日本も連邦軍を持つドイツも、自分の意思というよりも、それぞれを取り巻く諸国の状況の変化によりこうなったと言えるだろう。しかし、記事は、日本は軍を持ってはいないがドイツよりも警戒しなければならないと主張。ドイツは戦後反省と謝罪を示しているが、日本は「歴史問題から逃げて」憲法の改正までしようとしているからだとしている。

 名称は「自衛隊」となっているが、日本の防衛力は中国も警戒しているといえるだろう。とはいえ、ここ数年で中国は軍事力を増強しており、国産空母も開発した。日本としては「自衛」のための対応が求められているといえるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)