2019年1月7日から徴収が始まった出国税(国際観光旅客税)。日本への旅行者が多い中国人には関係性の高い話題だが、中国メディアの今日頭条は8日、この出国税に関する記事を掲載した。

 訪日中国人はこの出国税をどうとらえているのだろうか。記事は、出国税の1000円という金額は、平均的な訪日旅行の費用からすると「100分の1」に相当すると紹介。日本旅行へ行く人にとっては、わずかな金額ということのようだ。

 そのためか、今のところ中国人の日本旅行の予約状況にこの出国税は影響しておらず、間もなく始まる春節の長期休暇でも日本旅行への熱は冷めていないという。人気の国外旅行先ランキングでも、日本はタイに次ぐ2位となっており、すでに数万人が日本旅行を計画していて、昨年の春節休みよりもずっと多い旅行者が見込まれているそうだ。

 出国税以外に、最近は「円高」の傾向となっていることも気になると記事は指摘。しかし、円高も春節の時期の中国人旅行者には影響がないようだと伝えている。団体ツアーの場合、前もってホテルや飛行機などを購入しているためで、円高の影響はないとしている。

 このように、出国税も円高も中国人の日本旅行に対する意欲には影響を与えていないようだ。記事によると、今年の春節の訪日中国人は40%も増える見通しで、平均消費額は9000元(約14万円)の見込みだという。特に中高年の中国人訪日者の購買意欲が高く、若い世代の購買力も増加していると伝えた。

 ここ数年は、春節の時期に中国人観光客が大挙してやってくるのが恒例となっているが、今年も同様の光景が見られることだろう。日本で消費していってくれることは歓迎だが、くれぐれもマナーを守って日本旅行を楽しんでもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)