中国にも温泉を楽しむ習慣があるが、中国の温泉は水着を着用して入浴するスタイルが一般的で、日本の温泉とは大きな違いがある。それゆえに中国人観光客は日本の温泉を訪れると、日本独自のマナーがあることを知り、驚くことになる。中国メディアの快資迅は4日、日本の温泉の決まり事の1つに着目し、「なぜ刺青をした人は入浴を断られるのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 中国では以前、刺青をする人は不良グループの一部とみなされていたが、現在では徐々に若者の間でファッションとして受け入れられるようになっているという。このように、中国では刺青に対して社会全体の見方が寛容になっているのに対して、日本では今も入浴施設で刺青のある人が断られるというのは中国人にとっては意外なことと感じられるようだ。

 記事は日本人の考え方について、「全体的に保守的で独特の文化を持っているゆえに、刺青のある人に対して反社会的な集団との関係を連想する」と指摘。ゆえに、施設側もトラブルを避けるために刺青のある人の入浴を断っていると説明した。また、保守的な考え方ゆえに刺青のある人を怖いと感じる人も少なくないので、入浴施設は風評や来客数に及ぶ影響を懸念するところもあるとした。

 中国の温泉は水着を着用して入るいわば温水プールのような施設が多い。もともと公共施設では裸で入浴する習慣がないので、中国人の多くは裸で入る日本の温泉に抵抗を感じるという。しかし、一方で日本スタイルの温泉の魅力にはまる人も少なからずいる。「郷に入っては郷に従え」と、日本のマナーを覚えようとする中国人も最近は増えてきているが、日本の温泉のマナーには「湯船に浸かる前にかけ湯をする」、「タオルを湯船につけない」などの衛生面に関するものは容易に理解できるようが、「刺青お断り」に関しては「日本独特の文化と考え方」によるものだと感じられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)