日本の近隣国家では、旧日本帝国軍を思い出させるという理由から、いまも旭日旗に嫌悪を抱く人が多く、なぜ日本では今でも旭日旗を使用しているのか疑問に感じるようだ。中国メディアの快資訊は7日、ナチスの旗である「ハーケンクロイツ」と比較して、「どうして日本の旭日旗は今でも使われているのか」と題する記事を掲載した。

 記事によると、中国人は日本とドイツは同じファシストの国だと思っており、ハーケンクロイツは使用が禁止されているのに日本の旭日旗が残っていることで、「中国人を激怒させている」のだという。

 その理由として記事は、米国が日本に対して、戦後「罪の清算をしなかった」ことに原因があると主張。ドイツは戦後ヨーロッパ諸国から制裁を受け、ナチス主義と軍国主義は排除され、若者は新たな思想の教育を受けさせられたという。それに対して日本は、米国から平和憲法を受け入れさせられ軍の代わりに自衛隊のみが認められたものの、政治体制は残ってしまったために、すべき時に清算がされなかったと批判した。右翼の存在も中国人の感情を逆なでしており、右翼の集まりでは旭日旗を使用して宣伝していると苦々しげに伝えた。

 しかし、最大の理由は「朝鮮戦争」にあると記事は指摘。第2次世界大戦後、ほどなくして勃発した朝鮮戦争と、その後の冷戦もあって、米国は日本の軍需企業を排除しなかったのだという。つまり、朝鮮戦争のコストを抑えるため日本を利用したが、結果的に罪の清算どころか日本の復興を助ける結果になったと論じた。

 記事は、旭日旗をハーケンクロイツと同列に置いているが、旭日旗は戦前から使われていた日本そのものを表す旗であり、ハーケンクロイツは一時ドイツの国旗となったが、もともと一政党の旗に過ぎないという大きな違いがある。実際、旭日旗の使用について欧米諸国から抗議の声が出ることはまずないが、旭日旗をめぐる近隣諸国との争いは今後も続くことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)