中国メディア・東方網は8日、サッカー元日本代表のDF中沢佑二選手が現役引退を発表したことを報じた。記事は中沢選手について「2004年のアジアカップ決勝で中国の猛攻を防ぎ日本を優勝に導いた立役者」と評している。

 記事は、サッカーアジアカップで9日に日本代表が初戦を迎える直前に、日本サッカー界から残念なニュースが飛び込んで来たとして、中沢選手が引退を発表したことを伝えた。

 そして、中沢選手の経歴についてアジア杯を中心に振り返り、2000年と2004年のアジア杯連覇に貢献したと紹介。特に04年のアジア杯決勝では中国と対戦し、中国のスター選手だったFWカク海東(カクは赤におおざと)選手による猛攻を最後まで防ぎ切って日本の優勝に大きく貢献したと伝えるとともに、同年にはJリーグMVPも獲得したとしている。

 一方で、02年のW杯日韓大会では最終メンバー選考で落選して自国開催の舞台で活躍することができなかったと説明。その後、06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会にはいずれも主力として計7試合にフル出場する活躍を見せたことを伝えた。また、Jリーグでは2002年に移籍した横浜F・マリノスで17シーズンを過ごし、長く守備の要として活躍してきたことを紹介。同クラブで510試合に出場し、計31ゴールを挙げたとした。

 記事はさらに「特筆すべきこと」として、中沢選手がかつて韓国のホン・ミョンボ氏、中国の范志毅氏とともにアジアの3大センターバックと称されていたと紹介。ホン氏は韓国代表監督となってW杯に出場し、范氏も中国サッカー協会で後進の指導に当たるなか、1人現役を続けてきた中沢選手も数々の栄光を手土産に、ついに引退を選んだと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)