正月のおせち料理や飾り物に代表されるように、日本人はなにかと縁起を担ぐのを好む国民性である。しかし、それ以上に中国の人たちは縁起物や「ご利益がある」と言われるものを愛好する性質を持っているかもしれない。中国メディア・東方網は6日、福岡県太宰府市の太宰府天満宮にある御神牛で、「触るとご利益がある」という話を聞いた中国人観光客が長蛇の列を作る光景が見られるとする記事を掲載した。

 記事は、「みんな、日本旅行というと真っ先に東京や京都、北海道などを想起するからか、福岡を訪れる観光客はフェリーで日本にやってくる人を除いて多くない。しかし、福岡はとてもいい場所だ。古くより九州地区の政治、外交の中心であり、素晴らしい古代建築も残っている」としたうえで、福岡を訪れた際には太宰府天満宮にも足を運ぶべきだと伝えている。

 そして、太宰府天満宮について、1100年の歴史を持つ、日本全国から崇敬されている神社であると紹介。特に学問の神様とされる菅原道真が祭られた場所として有名であり、わが子を愛する親や大学試験を控えた高校生などが祈願をしに訪れ、毎年700万人が参拝すると説明した。

 また、太宰府天満宮には頭を撫でると知恵が得られ、体の悪い部位を撫でると良くなると言われる「御神牛」像がいくつかあり、その体を触るべく参拝客が列をなすことを紹介。「ガイドから試験に受かる、体が健康になるといった話を聞いたのだろうか、これらの行列に並ぶのは基本的に中国人観光客なのだ」とし、ツアーなどで訪れた中国人がこぞってご利益のある御神牛を触って帰ると伝えた。

 記事によれば、御神牛を触るために大行列を作ることで滞在時間を多く消費し、天満宮内の他の部分を大して見物する間もなく集合時間を迎える中国のツアー客も少なくないと指摘。「天満宮の外では、天ぷらや抹茶、梅が枝餅など日本の軽食を堪能することができる。そしてまた、著名な建築家がデザインをした、独特なたたずまいのスターバックスコーヒー店舗もここにはあるのだ」とし、単に御神牛を触るだけではもったいない観光スポットであることを紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)