近年の経済発展と旅行ブームにより、多くの中国人が国内外の旅行を楽しむようになった。国外旅行に出掛ける場合には事前にパスポートを取得し、場合によっては査証(ビザ)も取得する必要がある。日本と中国のパスポートを比較した場合、ビザが免除されたり、到着後のビザ申請で入国できる国の数に大きな差があることに驚く中国人は多い。

 パスポートは他国滞在中に自分の国籍と身分を証明してくれる重要な公的資料であり、そのパスポートの発行国がどこかによって利便性が異なってくるものだ。中国メディアの快資訊は3日、日本のパスポートは「最強」であると紹介する記事を掲載し、「日本人が190カ国にビザなしで渡航できる理由」について伝えている。記事は、と指摘している。

 記事は、英コンサルティング会社「ヘンリー・アンド・パートナーズ」の調査結果を紹介し、日本のパスポート所持者はビザ免除や到着後のビザ申請で渡航することのできる国が190カ国に達し、世界で第1位であると紹介した。

 その理由として「経済力」が大きな影響を与えていると分析。経済の発達していない国は先進国からの投資や観光客を呼び込むために先進国の国民に対してビザの発給要件を緩和するのが普通だと紹介し、逆に経済の発展している先進国は、自国の社会や経済に悪い影響を与えかねない国からの渡航客を制限する傾向にあると伝え、「日本と中国の関係がまさにこれに該当する」と指摘。中国は日本人にノービザでの一時滞在を認めている一方で、中国人は日本に入国する際にはビザが必要だと指摘した。

 また、経済力以外にも日本の国際イメージの良さ、長年にわたって行ってきた対外援助の成果という点も、パスポートの強さに影響していると強調。最後に記事は、中国のパスポート所持者がビザなしで渡航できる国のランキングは71位にとどまり、日本との差は非常に大きいと伝えた。

 中国人が日本を訪れる際には、事前にビザを申請する必要がある。だが近年ビザの要求が徐々に緩和されていて、中国人にとって渡航しやすくなっているのも事実だ。2月5日には旧暦の正月である「春節」を迎えるが、今年も日本で年末年始を過ごす中国人が多く訪れることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)