中国メディア・東方網は4日、中国のテレビ局が現実離れした「抗日神ドラマ」を大量生産した一方で、日本ではリアリティのある戦争ドラマが作られていたとする記事を掲載した。

 記事は、近年中国では数多くの抗日ドラマが放送され、その多くは「手で日本兵を引き裂く」、「当たり前のように弾丸を避ける」といったシーンを含む視聴率目当ての「抗日神ドラマ」と呼ばれるものだと伝えた。

 その一方で、日本では感覚やストーリーが中国の多くの「抗日神ドラマ」よりもはるかにリアルな戦争ドラマが作られていると指摘。その例として2015年に放送された「レッドクロス~女たちの赤紙~」を挙げ、その内容について紹介した。

 記事はこのドラマについて、戦地の最前線で従事する女性軍医の物語であり、逆境の中で博愛の精神を守り続け、夫を戦争でなくす不幸や、子どもがそばにいない不安を抱えながらも前向きに戦地で生きていく様子を描いていると説明。その描写にはリアリティがあり、特に中国の八路軍のイメージが史実に近く、客観的に見て素晴らしいものだと評している。

 そのうえで「このドラマは、反戦という角度から、戦争が人びとに与える恐怖を描きだすとともに、日本による侵略の残酷さに関して、多くのものを間接的に認めている。ドラマを作ったのは日本人の監督だが、その態度は非常に敬服を抱かせるものだ」とし、機会があればぜひ視聴すべき作品だと勧めた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)