中国メディア・環球網は4日、日本の独特な縁起物として広く知られる招き猫の「聖地」を訪れ、日本の招き猫文化について紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、陶芸の里として知られる愛知県常滑市だ。陶磁器の製造で1000年の歴史を持つ同市では2017年4月、陶磁器製造技術などとともに招き猫通りが「日本遺産」に認定され、現地で生産される招き猫の知名度が高まったと紹介した。

 そして、「常滑駅から近い場所には高さ3.8メートルの巨大招き猫が設置されている。また、招き猫通りには現地の職人たちが製作した招き猫が路肩に置かれているほか、リアルな猫を象った像も11体置かれている」としたほか、同市では至るところで招き猫の姿を見ることができ、旅行案内の冊子やウェブサイト、郵便ポスト、トイレなどに招き猫のステッカーが貼られ、ほとんどの商業施設にも招き猫が鎮座していると伝えた。

 また、同市の招き猫には大きな耳と丸い顔、くりっとした目、金色の爪、三毛猫、大きな小判を持っているといった特徴があり、カラーも福を招く白、病気を防ぐ黒、金運を呼ぶ金色といった比較的オーソドックスなものに加え、近頃では銀やピンク、青、赤などバリエーションも増えているとした。さらに、同市のマスコットキャラクターも招き猫をイメージにした「トコタン」であり、福を招く縁起物の街として今では中国人観光客も多く訪れるようになったと説明している。

 記事はこのほか、招き猫の起源や、約80年前に始まり、現在ではシェア80%を誇るという同市での招き猫製作の歴史について言及。そして、毎年9月29日は「招き猫の日」とされており、同市をはじめ三重県伊勢市、愛知県瀬戸市、長崎県島原市など招き猫にゆかりのある場所で関連イベントが開かれると紹介した。

 日本人にはネコ好きが多いことが、中国のネット上でも広く認識されている。そんな日本でもっとも親しまれている縁起物がネコということを知った中国の人たちは、日本人のネコ好きをより一層実感することだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)