中国高速鉄道は速くて乗り心地が良いとあって、中国国民に受け入れられ、今ではなくてはならない交通手段となった。しかしその一方で、改善点があるのも事実だ。中国メディアの快資訊は3日、日本人の目から見た中国の高速鉄道に関する記事を掲載した。ある日本人が中国の高速鉄道を体験し、指摘した2つの欠点について「中国人は反論できない」と残念がっている。

 記事はまず、世界に占める中国高速鉄道の地位について紹介。科学技術の分野では米国が世界のトップだが、高速鉄道の技術に関しては中国が世界一だと主張している。日本やドイツ、フランスなども高速鉄道で進んではいるものの、「世界一は間違いなく中国だ」と言い切っている。

 しかし、ある日本人が中国高速鉄道を体験した際に2つの点をダメ出しされ、これには反論の余地がなかったという。この日本人は、中国高速鉄道は「速度と乗り心地は良い」と称賛しながらも、新幹線と違って「喫煙室がない」ことを指摘したという。中国高速鉄道では、喫煙室がないため列車が駅に停車するごとに何人ものスモーカーがホームに出て、短い停車時間のうちに喫煙する姿をよく見かける。

 記事はこれについて、新幹線は空の便という「競争相手」がいるのでサービスが良いと分析。飛行機は言うまでもなく完全禁煙であるため、喫煙者の顧客を獲得するためという意味合いがあるが、中国高速鉄道はそんなことをしなくても客が集まるので、「乗車券は何週間も前に買わなければならない」ほどで、競争の必要がなく全面禁煙なのだとため息交じりに伝えた。

 さらに、その日本人が指摘したもう1つの欠点は、「弁当が高くてまずいこと」だ。これは以前から中国国内でも指摘されているが、一向に改善されていないようだ。そのためか、中国ではスマホを使って車内への出前のサービスを受けることもできるようになっている。筆者はこの2つ目についても、「中国人は全く反駁できない」と正直に認めている。

 この2つの改善点は、技術面というよりもサービスの質の問題と言えそうだ。日本では新幹線に限らず利用者を中心にしたサービスが提供されている。中国はこの点でもぜひ日本に見習ってもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)