中国メディア・東方網は2日、「日本には、50年間でわずか60人あまりの職人しか輩出していない、特別な学校がある」とする記事を掲載した。

 紹介されたのは、神奈川県横浜市にある秋山木工が運営する木工職人養成学校の秋山学校だ。記事は「日本には、秋山木工という素晴らしい学校がある。学費はすべて免除なうえに、奨学金もある。しかし一方で、その入学試験は非常に厳しく、入学するためには10日間におよぶあいさつ、自己紹介、お茶くみ、電話などに関するテストを受ける必要がある。そして、厳しいのは入学試験だけではなく、入学すると8年もの間心身の鍛錬に耐えなければならないのだ」と伝えた。

 そして、このように厳しく長期にわたる教育であるために、この学校では約50年間で輩出した職人が60人あまりしかいないと説明。一方で、長い修行を乗り越えた卒業生たちは日本全国各地、さらには海外で一流の職人として活動しており、卒業生どうしは強い絆で結ばれているとした。

 また、学校を運営する秋山利輝氏が「私は頭のよくない弟子しか取らない。そういう人物こそ一流の職人になれるからだ。頭の回転が速すぎるとダメなのだ」と語ったと紹介している。

 記事は、「秋山木工の職人気質は、単に優れた技術を持つ匠を育てることにとどまらず、一人の品性ある人間を養成するという点にみられる。秋山氏いわく、その気質はもともと中国からやってきたものだという。客を大切にし、完璧さを追求することで、中国の職人気質も人びとから称賛されるのである」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)