アジアのなかでも日本はいち早く西洋文明を取り入れ、列強の仲間入りを果たした。第2次世界大戦の敗戦で荒廃したものの、その後に驚くべきスピードで復興し、今でも世界第3位の経済大国であり、世界の強国の1つといえるだろう。

 中国メディアの今日頭条は12月31日、「どうして日本は強国になれたのに、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアにはできなかったのか」と題する記事を掲載した。日本とこれら4カ国との間には大きな違いがあるという。

 記事はまず、1つの国が強国になる条件として、「資源が豊富にあること、十分な土地と人口、国民が団結していること、統治者があまり過ちを犯さず、長期的な国策を実行できること、近隣に強国がないか、あっても上手に付き合い戦乱を避けられること」を挙げた。

 この点、日本は地震などの災害が多く、土地は限られているなどの不利な面があると指摘。しかし、日本はほぼ単一民族国家であって大和文化が長年続いており、国民全体が強い向上心を持っていると分析した。そのうえ、人口も少なくなく、明治維新後は教育も普及したため、国民全体の素養と生産力が向上したのだという。

 さらに、天皇陛下を神とすることで、国民を従わせることも容易で、管理の難易度が低くなったと分析。「政界でも経済界でも知識層を管理する面でも、日本はほかの国より高い優位性があった」とした。日本は資源が少ないものの、石炭や鉄、銅などは自給自足できたことも関係していると論じた。

 一方、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシアの4カ国は、熱帯地方で食料が不足することはなかったため、自然と「怠惰」な国民性ができてしまったと主張。外来文化が来襲してきてもそれを取り入れることはなく、民族性より宗教のほうが強い影響力があったと論じ、これらの国では「経済と政治面で不安定な要素」が多く生まれたとした。また、タイ以外の国は植民地支配を経験しており、文化や宗教の衝突が多いと指摘。これが社会の安定を脅かしており、海外からの投資が増えない理由となっているという。

 こうしてみると、日本はアジアの中でも強国になる条件がそろっていたといえるが、国民一人ひとりの勤勉な努力も大きく関係しているといえるだろう。とはいえ、日本は少子高齢化だが、東南アジア諸国はこれから成長する伸びしろが大きく、今後の発展に期待が持てそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)