中国メディア・東方網は1日、中国には日本に肩を並べるほど環境保護意識が強い都市があるとする記事を掲載した。

 記事は、「個人の清潔に対する意識がその人の素質を表すように、都市の清潔さも都市のイメージを左右する非常に重要なものだ」としたうえで、中国で最も清潔な都市は江蘇省にある張家港市であると紹介。同市の清潔度は日本に匹敵する程度であり、市民一人一人が非常に高い環境保護意識を持っているとした。

 そして、同市が環境保護都市となった経緯として「1990年代、現地政府が市民の衛生観念改革に取り組み、一連の措置を講じた。例えば、街でたんつばを吐いたり、みだりにゴミを捨てたりすれば、当時としては高額な100元の罰金が科されたのだ」と紹介している。

 さらに、高額な罰金を科すだけにとどまらず、現地政府は環境を汚す行為に及んだ市民に対して街を清掃する大変さを経験させる規定も設けたと説明。「かくして、張家港の市民はみな衛生を愛する良い習慣が身についた。現在すでに厳しい姿勢は撤廃されているが、良好な衛生意識はすでに市民一人一人の心に植え付けられているのである」とした。

 記事は、「もし外から来た人が張家港にやってきたら、清潔な街並みや、老若男女問わず持っている良い衛生習慣、街にゴミ一つ落ちていない光景などを目にすることになる。それゆえ張家港の人気がますます高まっており、投資にやって来る人も増えて、経済もますます発展してきている。その成功事例は、われわれが参考に値するものだ」と評している。

 環境保護意識の高い清潔な街を実現するカギとなるのは、国民性や民度ではなく、行政がどこまで本気で対策を考え、実行するかだ。環境保護は決して日本の専売特許ではなく、中国にも環境保護を重視する都市があったとしてもそれは不思議なことではない。社会の成熟とともに、中国でも環境保護を重視する都市は今後増えてくることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)