サッカーや卓球といった球技の人気が高い中国だが、格闘技への関心も高い。大晦日に日本で行われた格闘技イベントにも少なからず注目が集まった。中国メディア・東方網は1日、米国のボクシング王者・メイウェザーが日本の格闘家・那須川天心をわずか80秒で倒し、圧倒的な強さを見せつけたと報じた。

 記事は、メイウェザーについて「マネー」というあだ名を持つとし、スポーツ界で最もお金を稼ぐスターであると紹介。一方で那須川についても決して平凡な格闘家ではなく、格闘家の家に生まれて小さい頃から格闘に親しみ、神童と呼ばれてきた選手であるとした。そして、ボクシング出身のメイウェザーに対し、那須川はキックボクシングで戦い続けてきたとし、今回の対決は異種格闘技戦としてボクシングのルールで対戦したことを伝えた。

 そのうえで、12月31日の夜に行われた試合の内容に言及。「まさか、試合開始早々一辺倒の展開になるとは誰が予想しただろうか。アウェイの日本での試合となったメイウェザーだったが、那須川をわずか1ラウンドでボコボコにしてしまった。試合後、屈辱感に満ちた表情の那須川に対して手を差し伸べ、つないだ手を高らかに掲げるジェントルさを見せたメイウェザーは、もしかしたらこんな簡単に金儲けをしてしまい、些か申し訳なさを感じていたのかも知れない」と評した。

 さらに、今回のマッチングについて、「日本のヒーローが米国に挑むような雰囲気だった。しかし、かつての真珠湾攻撃同様、日本人は相手の実力を見誤ったのだ」との見解を示した。また、体重差が大きく影響するため体重別に分かれているボクシング競技において、那須川より重いメイウェザーが優位であること、那須川が不慣れなボクシングのルールでの試合にわずか数カ月間のトレーニングで臨んだことを挙げ、そもそもこの試合にはギャンブル的な要素があり「始めから日本人は奇跡の出現を期待していたのかも知れない」と論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)