中国高速鉄道の車内で販売されている弁当のクオリティの低さが中国で批判の的となっており、中国の弁当の比較対象として挙げられるのが新幹線の駅弁だ。それゆえ日本を訪れたことのない中国人までもが日本の駅弁の種類の豊富さや美味しさを知っており、「日本を訪れた際にはぜひ食べたい」と考えている中国人は少なくない。

 中国メディアの捜狐はこのほど、日本を訪れた中国人旅行客の見解として「噂に聞いていた日本の駅弁を実際に食べてみた」と伝え、「実際に食べたうえでの感想として、中国とは差があると言わざるを得ない」と論じる記事を掲載した。

 記事によれば、この中国人は個人観光ビザで訪日したため、比較的自由に旅程を組むことができたようだ。日本滞在中はあまり美食を堪能する時間がなかったようだが、電車や新幹線で日本国内を移動していたため、「中国にいるときから噂を耳にしていた駅弁」を試す機会があったのだという。

 もともと移動中は中国のように「インスタントラーメン」を食べようかと考えたようだが、どうやら日本では新幹線の車内でインスタントラーメンを食べる習慣がなさそうだということで、この案は取りやめになった。そこで駅で販売されていた弁当を購入したわけだが、中国人は冷たい食べ物を嫌うため、「冷たい弁当を食べることは当初は乗り気しなかった」と指摘した。

 この中国人が購入したのは海鮮弁当だったという。具材が丁寧に詰められた海鮮弁当は「見るからに美味しそうで、食べて見たい」と思ったのが購入の理由だ。海鮮弁当は中国元にして90元ほどと「中国の物価水準からすれば決して安くはない」と指摘しつつ、実際に食べた感想として「中国高速鉄道の弁当に比べて圧倒的に良かった」と主張、弁当が冷たいという点は不満だったようだが、味という点では「中国の弁当は日本の弁当に圧倒的な差をつけられていることを認めざるを得ない」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)