日本は先進国だが、失われた20年と言われるほど経済低迷が長く続いている。では、多くの中国人の言うように日本は「没落した先進国」なのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、この考えを否定する記事を掲載した。日本が没落したと思っている人に対し、「日本の文明の程度はあなたの想像を軽々と超えている」と伝えている。

 記事はまず、日本は資源も土地も少なく、資源の多くを輸入に頼っているものの、国内総生産(GDP)では今でも世界第3位だと指摘。日本人の日常生活を知れば、「没落した先進国」など言えないとしている。

 例えば、日本ではバス会社のストライキでさえ、利用客の迷惑になるような方法はとらないと紹介。通常はストライキといえば仕事をしないことだが、日本では客から料金を取らないというストライキを実施しており、社会への影響なく会社に圧力をかけることができるため、「これこそ正しいストライキだ」と感心している。これは、岡山県両備バス労働組合のストのことを指しているようだ。

 また、日本の学校には専門の清掃員がいないとも指摘。校内の掃除は子どもたち自身がするからで、そのおかげで子どもたちに感謝の気持ちを持たせ、さらには社会にとって有用な人とはどんな人かを学ばせてもいると感心している。他にも、日常で感じる「日本は没落国ではない」証拠は、生活の些細なところにも見られるという。例えば、マンホールが美しくて思わず足を止めてしまうほどであることや、ものをなくしてもその場所に戻ればそれがそのまま置いてあること、缶飲料の上部に点字が見られることなどだ。

 さらには、店や公共の場所でも感心してしまうことが多いという。公共のトイレには擬音装置やベビーシートがあり、スーパーには無料の冷蔵コインロッカーがあって荷物を預けて安心して買い物を続けられることなどを紹介した。

 記事は他にも多くの事例を紹介しているが、こうした例は枚挙にいとまがないと言えるだろう。結論として記事は、日本は細部にまで目が行き届いていて、秩序があり、本当に驚かされると称賛している。こうした細かな点は、多くの外国人旅行者を驚かせているが、実際に体験しなければその感動はあまり伝わらないものだ。日本は「没落した先進国ではない」ことを実感してもらうためにも、実際に日本を訪問して直に見聞きして欲しいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)