チャイナマネーが存在感を放っているのは経済面だけでなく、スポーツの分野でも同様だ。中国ではプロサッカーリーグ「スーパーリーグ」が人気だが、巨額の年棒を提示して世界中からスター選手を引き抜く動きが続いている。

 また、チャイナマネーは中国人選手にも恩恵をもたらしており、欧州などで活躍できるレベルにない選手でも中国国内で莫大な年棒を獲得しているケースは少なくない。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国代表はワールドカップ(W杯)に出場できないレベルなのに、プロサッカー選手は「給料をもらいすぎだ」と批判する記事を掲載した。

 記事は、日本のプロサッカー選手の平均年棒は人民元にすれば132万元(約2100万円)ほどで、日本人の平均年収の約5倍ほどにすぎず、Jリーグの最高年棒選手でも日本人の平均年収の38倍に止まっていると紹介。一方、中国のプロサッカー選手の平均年棒は中国人の平均年収の84倍に達し、最高年棒選手の可処分所得は550万元(約8800万円)に達し、中国人の平均可処分所得の196倍にも達すると強調した。

 続けて、中国のプロサッカー選手は中国代表の実力向上に何ら貢献しておらず、サッカーW杯でも地区予選で敗退を繰り返しているくせに「給料だけは一丁前である」と批判。ロシアW杯でグループリーグを突破するという成績を残した日本代表に比べ、中国のサッカー選手は実力もないのに高い給料をもらいすぎであると論じた。

 記事の主張に対し、中国人ネットユーザーからは賛同のコメントが数多く寄せられており、「中国サッカーを見ていると、お金は決して万能でないことが分かる。選手に高い給料を払っても中国代表は強くならない」、「サッカーが好きな人がサッカー選手になるべきだ。中国ではそうじゃないから、歪みが出る」といった声が見られた。中国でサッカーは人気スポーツの1つだが、プロサッカー業界や中国代表の不甲斐なさには不満を募らせている人が多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)