長く続いた一人っ子政策のもと、両親や祖父母に甘やかされて育った子どもは「小皇帝」や「熊孫子」と呼ばれた。こうした子どもたちが大人になり、社会の秩序を乱す事件や問題行動を起こすことが問題となっている。一方、日本では子どもが幼い時から礼儀やマナーを教えられることに驚く中国人は多いという。

 中国メディアの捜狐は27日、「日本では幼稚園の頃から礼節教育を受ける」という主題の記事を掲載し、「日本人が礼儀正しいのは、こうした教育のおかげである」と伝えている。

 記事はまず、日本では子どもが幼いときから礼儀やマナーについて教えられるが、それは他人に迷惑を掛けないということを前提としており、何事も他人の立場になって考えることが優先されると指摘。続けて、日本の保育園や幼稚園では数学や英語、音楽などの勉強ではなく、礼節教育が重視され、「ありがとう」、「いただきます」という挨拶やマナーを教えると紹介した。

 さらに記事は、日本では「日本礼儀作法マナー協会」といった団体まで存在していて、礼儀作法の普及や検定試験などを行っていると驚きと共に紹介し、「日本人が礼儀正しいのは、幼い頃からの教育のおかげであり、社会全体が礼儀や礼節を重視しているためである」と強調した。

 中国ではすでに一人っ子政策は廃止されているものの、経済的な理由などなどから2人目の子どもを持たない夫婦も多く、両親や祖父母に甘やかされて育てられる一人っ子が今も一般的となっている。また、中国では教育とはあくまでも学業のことを指し、マナーや礼儀などを教えることはさほど重視されておらず、子どもが幼い頃から礼儀を教える家庭はごく少数なのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)