2018年は日中平和友好条約締結40周年だったこともあって、日中の交流を深める目的で様々なイベントが開催された。また、日本を旅行で訪れる中国人が増加していることもあり、日中両国の関係は互いに若干の変化が見られている。中国メディアの一点資迅は23日、「現代日本人のリアルな生活」と題し、中国人目線で日本人の日常生活を切り取った写真を紹介する記事を掲載した。

 記事は、日中関係について「長い期間微妙な関係が続いてきた」と指摘。また、そうした歴史的な背景があるからこそ、中国人のなかには間接的にしか日本を知る機会がなく、日本に対して偏ったイメージを持っていたり、日本に対して好意的な感情を抱けない人が多く存在しているという。しかし、多くの中国人は「ごく普通の日本人はどのような生活を送っているのだろうか」という素朴な疑問も抱いていると主張した。

 続けて、日中両国を比較したうえで、日中国民の生活には「全く異なる部分」が多々あると紹介。たとえば、日本の「子どもたちだけで通学する登校班の姿」を挙げ、「上級生が下級生をリードするなど、子供の自立性」も大きく異なっていると伝えたほか、中国では事故や誘拐に対する懸念から家族が送り向かえをする必要があることを指摘し、日中では社会の治安も全く違っていると強調した。

 また、日本の「成人式で着物着て歩く姿」は、伝統衣装が現代に伝えられているだけでなく、この日から「成人として自分の行動に責任を持つ」という姿勢が見えると紹介。ほかにも、婚活パーティーで「参加者がマスクを着用して相手を探す姿」について、その意図が外見ではなく「相手の性格や人柄を重視するため」であることにも驚きを見せている。

 一方で、中国どさほど相違がない光景としては、信号待ちをする人びとが「サラリーマンも個性的なファッションの若者も、お互い意に介さず立つ姿」や、「老若男女問わず皆がうつむいてスマホを使っている姿」、「看板がひしめき合う繁華街で、絶え間なく人が行き交う様子」は、日中問わず都市化する街の特色と言えることを指摘した。

 記事の主張に対し、中国人ネットユーザーからは「日本へ旅行へ行くと、『ただいま』という気持ちになる」との声もあれば、「日本がどんなに良くても、心の深いところにぬぐい切れない気持ちがある」と吐露する声もあり、中国人の対日観には徐々に変化も見られるが、まだ複雑な感情を抱く人も少なくない様子が見て取れた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)