近年、凄まじい勢いで経済が成長し、様々なインフラが整備されている中国だが、社会的弱者にとっても住みやすい国とはまだ言い難いのが現状だ。一方、日本では中国に比べて社会的弱者に対する配慮があることに驚く中国人は多い。中国メディアの百家号は26日、「日本社会の高度な文明」という主題の記事を掲載し、「日本の文明レベルが高いことは、社会的弱者に対する配慮を見れば一目瞭然だ」と伝えている。

 記事は、日本では体が不自由な人や車椅子の人でも生活しやすい環境が整っていると伝えている。例えば、車椅子の人が電車に乗る場合には、駅員が電車とホームの間にスロープを渡してくれてスムーズに電車に乗り降りすることができることや、体の不自由な人専用の駐車場が便利な場所に設けられていること、押しボタン式の信号でも体の不自由な人のためのボタンが設置してあって、青信号の時間が長くなることなどを写真と共に紹介した。

 続けて、日本では障がいがある人も仕事を持てるようになっていると指摘し、障害者雇用促進法のもと日本では官民を問わず、雇用する労働者の約2%に当たる人数の障がい者を雇用するよう義務付けられていると紹介。さらに、日本には各地に特別支援学校があり、障がいがあっても政府の支援のもと教育を受けることができると伝えた。

 他にも記事は、日本では障がい者が受けられる医療制度や優先して入居することのできる住宅、さらに政府からの金銭的な支援といった制度があり、「日本社会の文明レベルが高いことが良く分かる」と伝え、多くの国は日本から学ぶべきであると主張している。

 中国では社会的弱者が生活しやすい環境が整っているとは言えないのが現状だ。歩道に点字ブロックが設置されているところもあるが、点字ブロック上に様々な障害物が置かれていたり、点字ブロック自体が壊れていたりすることもよくある。また、バリアフリーという概念もまだ浸透していない。障がいを持つ人からすれば、日本の制度や環境はまだまだ完璧ではないかもしれないが、それでも中国と比較すれば環境は随分整っていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)