中国高速鉄道、フランスのTGV、ドイツのICE、韓国のKTX、そして、日本の新幹線など、世界には複数の高速鉄道システムが存在する。そのなかでも新幹線の安全性と運行時間における正確性は群を抜いていると言える。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、世界に存在する高速鉄道がこれまでに起こした事故について紹介する記事を掲載しつつ、「各国での事故を調べてみたら、新幹線は開業から50年以上も経過しているのに未だに事故を起こしていなかった」と驚きを示す記事を掲載した。

 記事はまず、韓国で8日に高速鉄道・KTXが発車から5分後に脱線する事故を起こしたと紹介しつつ、高速鉄道はこれまで世界各国で様々な事故を起こしていると紹介。韓国での事故は幸いにも死者はいなかったが、他国では悲惨な事故も起きていると紹介し、たとえばドイツで1998年6月3日に発生した高速鉄道の事故では101人が死亡したと伝えた。

 さらに英国では2001年2月28日に15人が死亡する衝突事故が起きているとしたほか、フランスでは車両火災が発生し、12人が死亡したと紹介。そのほかにもスペインでは13年に79人が死亡する事故が起きたと伝え、世界的に見れば高速鉄道はこれまで様々な事故を起こしているのが現状だと紹介した。

 続けて記事は、1964年に開業した世界初の高速鉄道である新幹線はこれまで「50年以上にわたって運行が行われてきたが、他国のように衝突などで乗客が死亡する事故は1度も起こしていない」と紹介。これは日本人が勤勉で、仕事に真面目に取り組んでいるためではないかと伝え、こうした姿勢は中国人が学ぶべきものであると強調した。

 ちなみに記事では一切触れられていないが、中国高速鉄道も2011年に衝突脱線事故を起こしており、多くの乗客が命を落としている。事故車両を高架下に落とし、そのまま地中に埋めようとした当局の対応は日本でも衝撃と共に伝えられたため、今も覚えている人は少なくないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)