交通事故が多発する中国でも学校で子どもたちに対する交通安全教育が行われている。特に長期間の休みの前に行われるケースが多いようだ。日本でも小学校や中学校で子どもたちに対する交通安全教育が行われるが、中国メディアの捜狐は24日、日本のある中学校で行われた交通安全教育について取り上げ、「実際の交通事故をスタントマンが再現するという本格的な教育」だと驚きとともに伝える記事を掲載した。

 日本の2017年の交通事故死亡者数は3694人と過去最少を記録したが、中国では年間20万人以上もの人が交通事故で死亡していると言われ、人口当たりの交通事故死亡率は中国が圧倒的に日本を上回るのが現状だ。

 記事は、日本では「交通安全教育普及協会」が主体となって、子どもたちへの交通安全教育を行っていることを紹介しつつ、茨城県のある中学校では学生の目の前で交通事故をスタントマンが実演するという教育が行われたことを紹介。交通事故の悲惨さは映像ではなかなか伝わらないが、事故を目の前で再現して見せる視覚効果は非常に大きいと伝え、教育として非常に有効であると指摘した。

 さらに、日本では中学校のみならず、小学校でも安全教育が行われており、幼い頃から交通安全に対する意識が教え込まれていると指摘し、日本のこうした教育は「子ども自身の命を守るだけでなく、不幸な事故で命を落とす子どもを減らすことで国の利益にもつながっていくのだ」と分析した。

 中国では自動車のドライバーだけでなく、電動バイクや自転車を運転している人も周りを良く見ていない人が大勢いる。携帯電話を操作しながら運転する人を見かける機会は非常に多いほか、信号無視も珍しいことではないなど、交通安全に対する意識は日本より非常に希薄だと言えるだろう。不慮の事故によって人生が台無しになってしまわないよう、中国でも大人が模範となって交通ルールを守る社会になっていくことを期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)