過去に起きた出来事ゆえに、中国人のなかには日本や日本人に対して否定的な感情を抱いている人がいる。その一方で、毎年多くの中国人が日本を訪れていることも事実で、中国人が日本旅行に執着することに対して疑問を抱く中国人は少なくない。中国メディアの今日頭条は24日、芸能人をはじめとする多くの中国人が日本を訪れる理由について考察する記事を掲載した。

 記事はまず、中国人として日本と中国の間で起きた過去の出来事を忘れることはないとしながらも、実際には「芸能人を含む多くの中国人が日本を訪れるようになっている」と指摘。

 特に、1990年代以降に生まれた「90後」と呼ばれる世代の若者たちの間では、暗い歴史を全く感じさせないほど「日本が人気となっている」と伝えている。それゆえ、中国のネット上では、「中国にも観光するところはたくさんあるが、なぜ日本へ行くのか」、「日本にお金を落としてどうする」といった批判が見られると紹介した。

 続けて、多くの中国人が日本を訪れているのはれっきとした理由があると強調し、その理由の積み重ねが中国人を引きつけているのだと主張。たとえば日本では「騙される心配なく、品質の良い製品を安心して買い物することができ、大気汚染もないため晴れ晴れとした気持ちで旅行を楽しむことができる」と強調。また、日本人は民度が高いため、日本滞在中にトラブルに巻き込まれる心配もないと論じた。

 しかも、中国とは物理的な距離が近いため、飛行機に2-3時間も乗れば日本に着いてしまうと指摘。中国国内を移動するのと大差ないどころか、もっと短い時間で来日することができると紹介し、魅力ある国がこれだけ近い場所にあるのであれば「中国人客が殺到するのも当たり前」だと伝えた。

 これに対して、中国のネットユーザーからは「有名人だけでなく、一般の中国人も日本が大好きだ」、「過去に団体旅行で日本を訪れたが最高だった。春節に個人観光ビザでまた日本に行く予定だ」といったコメントが寄せられていた。中国では旧暦で新年を祝う習慣があり、2019年は2月5日が新年となる。19年も引き続き多くの訪日中国人で賑わうことになりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)