新幹線は1964年に世界初の高速鉄道として開業し、今も日本人にとってなくてはならない交通手段となっている。中国高速鉄道には新幹線の技術も導入されていることは広く知られているが、現在は新幹線と中国高速鉄道はアジアを中心にプロジェクトの受注競争を繰り広げるライバルとなっている。

 中国国内では中国高速鉄道について自画自賛する声があふれているが、中国人から見た新幹線はどのような存在なのだろうか。中国メディアの今日頭条は21日、「新幹線は凄すぎる」と論じる記事を掲載し、その理由を伝えている。

 記事は、新幹線について「時速200キロ以上で走行できる、世界的に見ても非常に速い高速鉄道」であることを強調する一方、新幹線の本当の凄さは「走行速度ではない」と指摘。凄いのは新幹線の「車内清掃」であると伝え、7分という非常に短い時間で車内をきれいに清掃できるスタッフとその仕組みが凄いのだと論じた。

 続けて、新幹線の車内清掃を担当する「JR東日本テクノハートTESSEI」のスタッフはチームを組んで、7分間で1人100座席を清掃すると紹介。座席に残されたゴミを掃除するだけでなく、車内のすべてをきれいに磨き、清潔にし、乗客の忘れ物がないかまでチェックすることを指摘し、「こうした作業はすべて精密なタイムスケジュールのもとで行われている」と驚きを示した。

 さらに、TESSEIが凄いのは「清掃という仕事を通じて、尊敬される会社を作り上げたことだ」と強調。中国では清掃員という仕事は往往にして蔑まれることがあるが、TESSEIの事例は米ハーバード大学で教材として取り上げられたことがあるとしたほか、日本同様に高速鉄道が存在するフランスでも高く評価されていると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)