中国では人をもてなす場合、食べきれないほどたくさんの料理を用意する習慣があり、もてなしを受ける側は「食べきれないほど満腹になり、もてなしに満足した」ことを示すため、料理を残すのがマナーとなっている。だが、こうした習慣は時に食べ物を粗末にしていると非難の対象になる。

 日本では中国のように食べきれないほどの料理を用意する習慣はないが、中国よりも食べ物を無駄にしていると映る制度があるという。中国メディアの快資訊は22日、「日本は世界で最も食料を無駄にしている国だ」と主張する記事を掲載し、その根拠として「賞味期限」の制度を挙げた。

 記事はまず、日本で販売されている食品には「消費期限」と「賞味期限」の2種類の表示方法があるが、「賞味期限」の切れた食品の多くが廃棄処分になっていると紹介。「賞味期限」とは、その食品を美味しく食べることのできる期限を指していると紹介し、決して腐って食べられなくなるわけではないと指摘。さらに「賞味期限」が切れていたとしても、その多くは食べることができるのに、食べられる食品を捨てるのは「無駄であり、資源の浪費」であると批判した。

 中国で販売されている食品には「生産日」が印字されていて、商品の説明欄に「保質期」という「品質保証期間」が記されていることが一般的だ。日本の賞味期限を示す制度は消費者の立場からすれば非常に良い制度だと言えるが、賞味期限が切れた商品は価値が落ちてしまうため、廃棄となるケースが多いのも事実だ。日本も中国も資源の浪費を極力減らす努力をする必要があるのは間違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)