大気汚染をはじめとする環境破壊やマナー問題など、中国国内には様々な社会問題が山積している。こうした問題について、中国メディアの快資訊は21日、「中国が現在直面している問題の多くは、日本もかつて経験していたものである」と伝え、中国人のマナー向上に期待を示す記事を掲載した。

 高度経済成長の際、日本は各地で環境破壊が進み、公害と呼ばれる問題が発生した。これはまさしく現在の中国が直面している問題でもある。また、豊かになった中国人は国内外を旅行するようになったが、各地でマナー問題が生じている。記事は中国のマナー問題について取り上げ、「中国国内の観光地に多くの観光客が訪れるようになり、マナーの悪い観光客のせいで観光地がゴミだらけになってしまっている」と指摘した。

 一方、日本では観光地のみならず、国全体がまるで「ごみ1つ落ちていないほど清潔」であると指摘しつつも、日本もかつては現在の中国のようにゴミが散乱していた時代があったと主張。しかし、現在の日本は中国でも広く知られているように「どこもかしこも清潔」な国となっている。では、日本はどのようにして国民全体のマナーを向上させることができたのだろうか。

 記事は、1964年に開催された東京オリンピックの際、政府が国民にマナー改善を働きかけたことに加え、立ち小便をされるところに「鳥居」を設置するようにしたことを紹介し、「非常に大きな効果があった」と紹介。日本は30年ほどの時間をかけて国民全体のマナーを向上させてきたと指摘し、中国も努力すれば国民全体のマナーを向上させることができるはずだと訴えた。

 中国では街の至る場所でマナーの向上を訴える垂れ幕を見かける。しかし、街中ではゴミ箱がある場所ですらゴミが散乱しているのが現状だ。努力すれば国民全体のマナーを向上させることができるだろうが、それには非常に大きな労力が必要になることは間違いないなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)