韓国海軍の駆逐艦が20日、海上自衛隊のP-1哨戒機に向けてレーダーを照射したとされる問題で日韓が対立している。日本政府は同問題で韓国に抗議し、再発防止を求めたが、韓国側はレーダーの照射を否定するなど食い違いを見せている。

 中国メディアの一点資訊は23日、今回の日韓の対立の根底には「日本の領土拡張に向けた野心と、領土をめぐる対立がある」と主張し、韓国と同じように日本と領土をめぐる問題を抱える中国は「学べる点があるはずだ」と主張、日韓の対立を注視しておくべきだと論じる記事を掲載した。

 記事は、まず日本とロシアの領土問題である「北方領土問題」を挙げ、爆撃機を飛行させるなど強硬な態度を示してきたロシアに対し、日本は何もできないままだったと主張。また、日本は韓国と竹島(韓国名:独島)をめぐって対立しているが、日本と韓国が激しく対立することは米国にとって不利であるため、日本としては韓国に抗議するしか方法がない状況であると主張した。

 続けて、中国が日本との間で抱える領土問題は尖閣諸島(中国名:釣魚島)が該当すると主張。第2次世界大戦後、沖縄には米軍が駐留したが、もともと琉球諸島は中華民国が管轄する計画だったと主張する一方、中国国内で内戦が起き、さらには朝鮮戦争が勃発したことが日本にとっての幸運となったと主張し、中国はその後も尖閣諸島は「回収できていない」と論じた。

 韓国海軍が日本の哨戒機にレーダーを照射したかどうかの真相は分からないが、「日本の領土拡張に向けた野心が問題の根底にある」と主張。中国と同じように対立するロシアや韓国を相手に、「日本がどのような対応を見せるのか」は中国にとって大いに参考となると伝え、将来に生じるであろう尖閣諸島をめぐる駆け引きに向けて、日韓の対立を注視しておくべきだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)