中国メディア・東方網は23日、「どうして中国の多くの人に給料は、日本や韓国に比べて低いのだろうか」とする記事を掲載した。
 
 記事は、「身の回りに日本や韓国に働きに出ている人が結構いる。彼らの話によれば、むこうの給料は中国の4倍前後だという。では、どうして中国に比べて日本や韓国の給料は4倍、5倍になるのだろうか」と疑問を提起した。

 そのうえで、日本と韓国は先進国であり、科学技術の発展に伴って多くのハイテク企業が存在し、これらの企業が実際に生み出す価値が高いと説明。また、日本にしろ韓国にしろ中国に比べて人口が少ないことを挙げ「人の数が少なく、クオリティが高いため、日韓の企業は自ずと従業員を大切にし、その給料も引き上げるのだ」としている。

 そして、かたや中国は人が多いうえにハイクオリティな人材が多く、企業が激しい競争に晒されておりコストカットのために従業員の給料を抑えていると指摘した。

 さらに、日本や韓国は富を国民に蓄えさせる政策をとり、最低賃金を高め続けて国民の財布にお金が入るようにしていると紹介。その一方で先進国である日本や韓国では衣食住に関する日常生活コストが高く、それに見合うだけの給料水準になっていると説明。給料が安いと同時に物価も日韓より低い中国は、実際の購買力という点では両国とあまり大きな差がないとした。

 人口の多さ、貧富格差の大きさゆえ、GDPでは世界第2の規模を誇る中国も、1人当たりGDPとなると日韓には全く歯が立たないのが現状だ。少しずつその差は縮まりつつあるが、さらに縮めて日韓に追いつくためには、膨大な人口を抱える農村地域の生活水準の向上が不可欠だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)